行政書士試験 行政書士試験 勉強法

【行政書士試験】本番で「捨てる問題」を決めていますか?|合格者が実践した“3時間を守る”直前期の試験戦略

投稿日:

「この問題、あと少し考えれば分かるかもしれない……」

「せっかくここまで勉強したんだから、絶対に解きたい」

「あと1分あれば……」

行政書士試験の本番で、こうなってしまうと非常に危険です。

なぜなら、

1問に使った時間は、戻ってこないからです。

本試験では、難しい問題も出ます。

判断に迷う問題もあります。

知っているのに、なぜか思い出せない問題もあります。

そして、そんな問題に時間を使いすぎると、

後半の問題で、

「時間がない!」

という状態になってしまいます。

そこで、今回ぜひ伝えたいのが、

「解く技術」ではなく「捨てる技術」

です。

これは、

「最初から諦める」

という意味ではありません。

むしろ逆です。

取れる問題を確実に取るために、取れない問題から一度離れる。

これが本試験では非常に重要になります。


1.行政書士試験は「全部解ける人」が勝つ試験ではない

まず、考え方を変えてください。

本試験の問題を見て、

「全部解かなければ」

と思っていませんか?

もちろん、最終的にはすべての問題に何らかの答えを出す必要があります。

しかし、

すべての問題に同じ時間をかける必要はありません。

ここがポイントです。

例えば、

すぐ分かる問題。

↓

少し考えれば分かる問題。

↓

迷う問題。

↓

時間をかけても分からない問題。

これらを全部同じように扱ってはいけません。

本番では、

「問題によって使う時間を変える」

ことが重要です。


2.一番危険なのは「難問」ではない

実は、本番で最も怖いのは、

「ものすごく難しい問題」

だけではありません。

もっと危険なのは、

「分かりそうで分からない問題」

です。

例えば、

「あと少し考えれば分かる」

と思って、

30秒。

↓

さらに30秒。

↓

もう30秒。

気づいたら2分使っている。

そして結局、

「分からない……」

となる。

この2分は戻ってきません。

しかも、

その後の問題を解くための時間まで削られます。

だから直前期に練習してほしいのは、

「分からない問題を解く力」だけではありません。

「分からない問題から離れる力」

です。


3.本番では問題を「3種類」に分類する

私は、本試験の問題を次の3つに分けて考えることをおすすめします。

A:今すぐ取れる問題

問題を読んで、

「分かる」

「これは○○だ」

と判断できる問題。

これは、

迷わず取る。


B:少し考えれば取れそうな問題

知識はある。

2択までは絞れる。

条文や判例を思い出せそう。

このタイプは、

一度考えてみる。

ただし、

時間を使いすぎない。


C:今は判断できない問題

知らない。

選択肢が全部怪しい。

何度読んでも分からない。

こういう問題は、

一度離れる。

これが今回の記事で一番伝えたいことです。


4.「捨てる」とは、問題を捨てることではない

ここは誤解しないでください。

私は、

「難しい問題は全部捨てましょう」

と言っているわけではありません。

正確には、

「その瞬間の時間投資をやめる」

という意味です。

例えば、

問題15で分からない。

↓

印をつける。

↓

次の問題へ。

↓

問題30まで進む。

↓

時間に余裕ができた。

↓

問題15へ戻る。

これでいいのです。

つまり、

「捨てる」のではなく「保留する」。

これが本当の意味です。


5.本番で一番避けたいのは「1問に固まる」こと

行政書士試験では、

「この問題を絶対に解きたい」

という気持ちが出てきます。

特に、

「勉強したことがある気がする」

問題は危険です。

完全に知らないなら諦められます。

でも、

「どこかで見た」

「たぶん分かる」

となると、時間を使ってしまいます。

そして、

1問に固まる。

これが危険です。

本番では、

「この問題を解くこと」

より、

「試験全体で何点取るか」

を考えてください。


6.「1問の正解」より「3問の時間」を守る

例えば、ある問題で2分使ったとします。

その問題が正解できれば、

もちろん嬉しい。

しかし、その2分のせいで、

次の問題を3問、

十分に考えられなくなったらどうでしょう?

これは大きな損失です。

だから、

1問への執着が、他の問題の得点を奪っていないか?

を考えます。

本試験では、

「この問題を取る」

だけではありません。

「他の問題を落とさない」

ことも重要です。


7.おすすめは「1周目・2周目・最終確認」の3段階

ここから、実際の本番戦略です。

【1周目】取れる問題を回収する

最初は、

「取れる問題を取る」

ことを優先します。

問題を見て、

「分かる」

と思ったら解く。

迷うなら印をつける。

分からないなら一度離れる。

ここで重要なのは、

1周目で完璧にしようとしないこと。


8.【2周目】「迷った問題」に戻る

1周目が終わったら、

印をつけた問題に戻ります。

ここで、

「これは分かる」

となれば取る。

まだ分からないなら、

また保留。

ここでも、

1問に固執しない。

これが大切です。


9.【最終確認】最後まで残った問題と向き合う

最後に、

「どうしても分からない」

問題を確認します。

ここでは、

問題文の条件。

↓

選択肢の違い。

↓

知っている知識。

↓

消去法。

などを使って判断します。

そして最終的には、

必ず答えを出す。

このためにも、

最初から時間を使いすぎないことが重要です。


10.「問題に印をつける」だけで精神的に楽になる

おすすめなのが、

自分だけに分かる簡単な印です。

例えば、

○

すぐ解ける。

△

少し迷う。

×

今は分からない。

これだけでも構いません。

すると、

「分からない問題を見つけた」

ではなく、

「後で戻る問題を確保した」

という感覚になります。

これが精神的に大きい。


11.本番で「焦り」が出たらどうするか?

本番では、

必ず一度は焦ると思ってください。

例えば、

「行政法が思ったより難しい……」

となったとします。

そこで、

「まずい」

「時間がない」

「全然分からない」

とパニックになる。

これが一番危険です。

ここで思い出してください。

「難しいのは自分だけではない。」

そして、

「今は取れる問題を取ればいい。」

と切り替える。

難しい問題が続いても、

それだけで不合格が決まるわけではありません。


12.「難しい問題が出た=失敗」ではない

本番で難しい問題に遭遇すると、

「こんなの勉強してない!」

と思うかもしれません。

でも、

あなたが分からない問題は、

他の受験生も分からない可能性があります。

だから、

1問の難問で自分の実力を否定しない。

これが大切です。

本試験は、

「全部正解する試験」

ではありません。

合格するための点数を積み上げる試験です。


13.ここから本番までに「捨てる練習」をする

ここが今回の記事で一番おすすめしたい部分です。

今から、

過去問や模試を解くときに、

「全部その場で解く」練習をやめてみてください。

実際の本番を想定して、

問題を見た瞬間に、

○

今すぐ取れる。

△

少し考える。

×

後回し。

と判断します。

そして、

「この問題に何分使ったのか」

を確認する。

これを何度かやってみてください。


14.「時間配分」より「時間の浪費」を探す

時間配分というと、

「行政法は○分」

「民法は○分」

という話になりがちです。

しかし、それだけではありません。

もっと重要なのは、

「どこで時間を浪費しているか?」

です。

例えば、

  • 1問を何度も読み返す
  • 選択肢を何度も行ったり来たりする
  • 分からない問題をずっと考える
  • 記述式で最初から完璧な文章を作ろうとする
  • 見直しを何度も繰り返す

こうした行動がないか確認してください。


15.あなたの「時間泥棒」を見つける

私はこれを、

「時間泥棒」

と呼びたいと思います。

人によって違います。

Aさんは、

「民法の難問」

が時間泥棒。

Bさんは、

「行政法の2択問題」。

Cさんは、

「記述式」。

Dさんは、

「見直し」。

この時間泥棒を発見することが、

直前期には非常に重要です。


16.「時間泥棒リスト」を作ってみる

模試や過去問を解いた後に、

次のように書いてみてください。

問題使った時間結果時間泥棒?
行政法3分×◎
民法1分○―
憲法2分30秒△○
記述12分△◎

そして、

「自分はどこで時間を使いすぎている?」

を確認します。

これは、

普通の「間違いノート」とは違います。

「時間の失点」を分析するノートです。


17.本試験では「時間」も得点の一部

勉強では、

「正解したか」

だけを見ます。

しかし本番では、

「正解するために、どれだけ時間を使ったか」

も重要です。

例えば、

1分で正解できる問題。

↓

2分かけて正解した問題。

↓

3分かけて正解した問題。

全部「○」です。

でも、

本番という限られた時間の中では価値が同じとは限りません。

だから直前期は、

正解率だけでなく、時間も記録する。

これをおすすめします。


18.記述式でも「完璧主義」を捨てる

記述式でも同じです。

最初から、

「完璧な40字を書こう」

と思うと時間がかかります。

まず、

必要なキーワードを出す。

その後、

文章として整える。

という考え方にします。

「最初から完璧な答案」

ではなく、

「得点につながる答案を時間内に作る」

ことを意識してください。


19.残り32日でやるべき「本番シミュレーション」

ここから本試験までに、

最低でも一度は、

本番と同じ3時間を意識した演習

をしてください。

ただ問題を解くだけではありません。

できるだけ、

本番と同じ時間帯。

↓

同じ姿勢。

↓

同じ時間制限。

↓

同じ休憩なし。

↓

同じように問題を進める。

そして、

最後に確認するのは点数だけではありません。

① どこで時間を使ったか?

② どこで焦ったか?

③ どこで迷ったか?

④ どの問題を後回しにできたか?

⑤ 最後に時間は残ったか?

これを確認してください。


20.「本番力」は本番の日だけでは作れない

本番になったら、

突然、

「時間配分がうまくなる」

わけではありません。

「迷ったら飛ばす」

「後で戻る」

「難問で焦らない」

という行動も、

練習しておく必要があります。

だから、

今から本番を想定する。

これが重要です。


21.合格するために必要なのは「全部解く力」ではない

ここまで読んで、

「でも、捨てたら点数が足りなくなるのでは?」

と思うかもしれません。

その通りです。

だから、

捨てっぱなしにしてはいけません。

最初は保留。

↓

時間を作る。

↓

後で戻る。

↓

最後に判断する。

これがセットです。

つまり、

「捨てる」ではなく「順番を変える」。

この発想が大切です。


22.本番で守るべき3つのルール

最後に、非常にシンプルにまとめます。

ルール①

1問に固まらない。

↓

分からなければ一度離れる。

ルール②

取れる問題を先に取る。

↓

難問より確実な得点。

ルール③

最後に必ず戻る。

↓

保留=諦めるではない。

この3つです。


23.今から「捨てる練習」を始めよう

本試験まで残り32日。

これからの勉強で、

「もっと難しい問題を解かなければ」

と思うかもしれません。

もちろん、それも必要な場合があります。

しかし、

もう一つ鍛えてほしい能力があります。

それが、

「時間を守る能力」

です。

行政書士試験では、

知識だけではなく、

その知識を3時間の中で使う必要があります。

だから、

今日から過去問を解くとき、

一つだけ意識してください。

「この問題、今ここで時間を使うべきか?」

分からなければ、

一度離れる。

そして、

後で戻る。

この練習をしておきましょう。


最後に|「捨てる勇気」が、最後の1点を守る

本番では、

「この問題を解かなければ」

と思う瞬間が必ずあります。

でも、

その1問にこだわったことで、

本来取れるはずだった問題を落としたら、

非常にもったいない。

だから、

問題を捨てる勇気ではなく、時間を守る勇気。

これを持ってください。

「分からない」

↓

「保留する」

↓

「次へ進む」

↓

「取れる問題を取る」

↓

「時間ができたら戻る」

この流れです。

そして今日から、

「間違えた問題」だけではなく、

「時間を使いすぎた問題」

もチェックしてください。

あなたの失点は、

知識不足だけではないかもしれません。

もしかすると、

「時間の使い方」

が原因になっている可能性があります。

本試験まで残り32日。

ここからは、

知識を増やすだけではなく、

3時間を自分の味方につける。

その準備を始めましょう。

最後の1点を取りにいくために、

最後まで焦らず、

最後まで諦めず、

今日も一歩前へ。🔥

TAKASUKE行政書士試験受験者応援は、最後まで受験生の皆さんを応援します。

本日は以上です。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

広告

広告

-行政書士試験, 行政書士試験 勉強法

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

関連記事

行政書士試験 記述対策の勉強時間は必要?

こんにちはTAKASUKEです。 いつもお読みいただきありがとうございます。 「記述対策のために別に勉強時間を必要とするか?」 「記述のための勉強はどのようにすれば良いのでしょうか?」 よくこのような …

行政書士試験まで1か月半「不安になり勉強が手に付かない。」

こんにちはTAKASUKEです。 いつもお読みいただきありがとうございます。 8月終わりごろから9月終わりに1回は、いつもこの問題を掲載するようにしています。 この時期は、模擬試験が開催され、本試験も …

2024年度 行政書士試験結果が発表されました。

こんにちはTAKASUKEです。 いつもお読みいただきありがとうございます。 行政書士試験の合格発表がありましたね。 合格した方、本当におめでとうございます。 いよいよ前に進んでいくことが出来ますね。 …

行政書士試験合格 自信が宿り何でも前向きになる。

こんにちはTAKASUKEです。 いつもお読みいただき誠にありがとうございます。 本日は、行政書士合格の効果の6つめです。 今回は自分自身の心の変化についてです。 昔、自分が達成した事柄についても、 …

行政書士試験前にすべきこと(2)

こんにちはTAKASUKEです。 いつもお読みいただきありがとうございます。 本日は試験前にすべきこと 2回目です。 それは、「自分の弱点を再度確認する」 復習していると、 前はできなかったのに今はで …